
国際協力は本当に協力対象国の人たちの役に立っているのでしょうか、地域への協力は本当に人たちの役に立っているでしょうか、地域にとっての「豊かさ」とはなんでしょうか、協力する側のものさしだけで、協力内容を決めていないでしょうか。地域の人たちにとって、地域にかかわる人たちはどのような存在でしょうか。私たちに何ができるのでしょうか。協力者にとっての協力とは何でしょうか。被協力者にとっての協力とはなんでしょうか。協力関係とは何でしょうか。連携とはなんでしょうか。地域や国は未来に向かってどのように変化していけばよいのでしょうか。
ゼミの目的:上記の全体テーマ(問い)の答えを探し求める過程で(考え抜き)、現場に赴き人々や関係者と対話を行い(体で感じ)、人間力、知力、突破力を向上させていくことを目的とします。そのための対象地域は、日本を含む世界です。
2年生: 自らの経験則で地域の問題を検討します。 経験則が正しかったか現場にでて自ら検証しながら、地域の問題を明らかにし実証活動を行います。
3年生: 2年生の活動について、すでに類似の視点で検討している先駆者たちの成果(研究)をレビューします。既存の実証活動を改善し継続・深化・進化させます。
4年生: それまでのゼミ活動をもとに社会科学的なアプローチに基づいた卒論を書きます。
考えぬく
基盤をつくる
○ なぜ国際協力をするのか
○ 地域コミュニティをどう理解するか
○ 地域コミュニティはどんな問題を抱えているのか
○ 地域コミュニティをどう分析するか
○ 地域コミュニティでのプロジェクトをどう計画するか
関心テーマを深める
応用
○ 社会の問題はどこにあるのか
○ なにを問うのか
○ どう想定するのか
○ どのように想定が正しいか証明するか
○ 証明結果をどう解釈するか
動く
ひとのために
○ 人々とどう打ち解けるのか
○ 人々は想定される問題をどう認識しているのか
○ 人々はなにを必要としているのか
○ 人々に何を提案するのか
○ どのように人々と連携していくのか
自分のために
応用
○ 現場の問題を解決するためにどう考え抜くか
○ どのように課題解決のために前に進んでいくか
○ どのようにチームで課題を解決していくか