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藍澤ゼミ4年高橋瑞穂さんの卒業論文が「最優秀賞」に選ばれました。

更新日:2023年8月29日

高橋瑞穂さん(藍澤ゼミ4年生)の卒業論文が、拓殖大学国際学部の優秀卒業論文審査委員会での厳正な審査の結果「最優秀賞」に選ばれました。論文のタイトルは「山形県飯豊町における三世代同居と男女平等意識の継承について」です。


高橋さんの論文の目的は、3世代家族を対象として、各世代の男女観がどのように継承されているのかを明らかにすることです。飯豊町の小中学校を対象に社会調査を実施し、収集した400以上のサンプルを分析しました。


卒業論文では、山形県飯豊町においては3世代同居率が高さと男女平等意識の継承の間に必ずしも関係性があるわけでないことを明らかにしています。高齢者が多い小さな町で人々のつながりが比較的限定的なコミュニティの中であっても、伝統的意識に縛られることなく、男女平等のあり方について多くの人が問題意識を持っていることを示唆しています。


(山形県飯豊町の風景:高橋瑞穂撮影)




(受賞者本人からのコメント)

卒業論文のテーマとなった背景は、実家での祖父母との関わりの中で感じていた男女の立場における少しの違和感です。研究の調査では、地元で今までお世話になった方々のご縁と協力のおかげで想像をはるかに上回るアンケートを集めることができました。まとまった数の3世代から集まったアンケートは現代ではとても貴重なもので、自分の手に余る研究ではないかと不安な気持ちと闘いながら論文に向き合いました。もう一度同じ論文を書けと言われても、もう2度と同じ努力はできないと思うほど必死でした(笑)卒業論文に関わってくださった方々のおかげで最優秀賞をいただくことができ、嬉しさと感謝の気持ちでいっぱいです!


 
 
 

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